ウルムチでの留学
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ウルムチへの留学は明確な目的を持った方にだけおすすめできるものです。ウルムチはトルファンやカシュガルなどと比べると都市としての歴史は浅く、また、自治区の首府であることから、ウイグル族の比率は自治区内では低い方にあたります。市内に住む漢族も多く、普通話も通じます。ですがそれでも、ウイグル語が主流であり、中国語初学者にはおすすめできません。
逆に中央アジアの文化に興味を持つ人、異民族との交流を求める人にとって、ウルムチは最適の留学先です。少数民族を体感できる中国の大都市は、ウルムチとラサだけです。他の地域で先に中国語の基礎を身につける。そのあとの転校先としてウルムチを検討すると良いでしょう。 |
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ウルムチの基本知識
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ウルムチは新疆ウイグル自治区の首府であり、人口200万を擁する中国西部最大の都市である。シルクロードの交易路に当たり、古くから漢民族と周辺民族との間で勢力争いが繰り広げられてきた。新中国で自治区が成立すると、ウルムチが首府となった。
ウルムチの気候は乾燥気候である。1年を通して雨はほとんど降らない。夏は暑く、冬は寒い。住民の多くはウイグル族である。市内ではウイグル語が多く話され、また、ナンなど中央アジアの食文化の影響を強く受ける。 |
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ウルムチのデータ
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人口:233万人(2005年)
面積:14,216平方キロ
行政区分:地級市 |
ウルムチの気候
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1月平均最低気温:-16.6度
7月平均最高気温:30.1度
年間降水量:286.3mm
年間日照時間:2,523.3時間 |
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